第5回大阪COPDフォーラム

2月27日に大阪のモントレグラスミアでありました。座長は和泉市立病院の松下晴彦先生でした。講演は3つありました。
1つ目は和泉市立病院の藤本𥶡樹先生の「アンケート結果の発表」がありました。そういえばかなり以前にCOPDに合併する喘息は何人ぐらい居ますかと言うような質問が10ばかりありました。それが発表されたのです。
2つ目は近畿中央胸部疾患センター川口知哉先生の「肺癌とCOPD」についてのお話でした。大変難しい内容でしたが面白かったです。
最後は特別講演で、高知大学医学部血液・呼吸器内科学の横山彰仁教授でした。
講演の前半は比較的簡単な内容で研修医向きかなと思っていたら、後半では気になることをお話ししていました。
1)非喫煙者COPDになるのは気管支喘息の方が多い。(ボクは非喫煙者COPDは1例しか経験がない)
2)COPDの患者さんの年間FEV1.0の低下は30mlぐらい。
3)FEV1.0の低下の速度を増加させる因子として
  ①タバコ
  ②可逆性の存在(意外・・・)
4)COPDの患者の4割ぐらいが可逆性がある。しかしいつも同じ人物ではない。
5)GOLDのガイドラインではCOPDの可逆性を論じるのは無意味と言っている。
6)気管支喘息COPDも可逆性があってもいい、好酸球が多くてもいい、アトピー素因があってもいい。
後半はとてもいい勉強になりました。