第11回Clinical Respiratory Conference

今回はもう11回目になります。当番幹事は白井病院の院長である白井誠一先生です。約70人の方が参加されていました。この回も大阪市大関係だけのclosedな会です。
一般演題は2つで、特別講演一つです。
【一般演題】(1)『チオトロピウム吸入追加にてコントロールの改善を得た重症気管支喘息の1例』刀根山病院の澤信彦先生です。
2015の気管支喘息ガイドラインからLAMAの中でもチオトロピウムだけが重症の喘息で適応が追加されています。詳しくはここに書きませんがコントロール不良の喘息に高価なゾレアより前に試してみる価値があるあるかも知れないです。
(2)『当院における睡眠時無呼吸外来の概要とその受診動悸および携帯についての検討』
白井病院 矢野美保先生です。
なかなか興味深い発表でした。
【特別講演】『喘息・COPDの治療の現在と未来』東京大学 呼吸器内科学 長瀬隆英先生です。
内容は呼吸生理からはじまり、なかなか難しい話しもありました。折角書いていたメモが手元にないので、出てきたら後日書きたいと思っています。
ただCOPDにICSが要るのかどうかと言うところでは、日本ではもっとICSを使ってもいいのではないでしょうかというお話しでした。ACOSや急性増悪がなくても使ってもよいのではないでしょうかと言うようなお話しでした。日本でのICSの高容量では肺炎が増えるなどはあまり考えなくてもよいのではないかということも言われていました。