Scientific Exchange Meeting in Osaka city2015

この会は年に2回もあります。今回は台風の接近する中ホテルモントレグラスミアでありました。今回も会場はそれほど広くなく先日行った「第5回近畿間質性肺疾患ミーティング」と同じ場所でした。参加人数も前回と同じぐらいで30-40人と行ったところです。
講演は2つありました。
【講演1】『今さら聞けない!統計の基礎をマスターしよう』という題で、獨協医科大学浅井隆先生でした。
50分ぐらいの講演でしたがメモを取る暇もなく、とにかくスライドをじっと見ておくだけです。お話しが上手で引き込まれます。多くは知っていることでしたが、それでも面白いお話しに退屈することはなかったです。
浅井先生が書かれた本が三部作であるようです。
【講演2】『遺伝情報から考える喘息とCOPDの病態の多様性』と言う題で筑波大学の檜澤伸行先生でした。
こちらも次々スライドがかわってゆくためメモする時間がなかったのと、やはり遺伝子の話しはそれに携わっているものでないと、難しすぎるのではと思いました。
ボクでもわかった範囲で書いておきます。
# 気管支喘息(BA)とCOPDの両方に関係する遺伝子がたくさんある。
# BA-ACOS-COPD は連続したものできちんと分けられるものではない。
# だから治療は病名でするのではなくて、バイオマーカー(好酸球数とかFEV1.0など)でするのがよい。
# 気流閉塞の強い患者さんはICSによる肺炎のリスクが高い。

他にもたくさんのお話しがありましたが、メモする時間がなかったです。ボクの頭の片隅に少しは残っていると思います。
懇親会では寺川先生、少路先生、高村先生とお話しさせていただきました。帰り際に肺癌でご高名な高田先生に名刺をいただきました。阪和泉北第2病院の副院長をされていました。厚かましくもボクも先生に名刺を押しつけてしまいました。
帰り道は台風は一体どこなのという感じでした。高速でも横風もなく静かでした。