北大阪間質性肺疾患研究会

11/8です。毎回この会は参加するようにしています。非常に勉強になるからです。今日は二つの特別講演がありました。
その一つは「特発性間質性肺炎をどう診るべきか」で講師は広島大学の服部登先生でした。もう一つは「特発性間質性肺炎(IIPs)の病理診断の変遷」で講師は近畿中央胸部疾患センターの北市正則先生です。北市先生は昨日の大阪市大の講演会にも参加されていました。
間質性肺炎の病理のことは難しいので、そこまで勉強する気は昔からなかったのですが、服部先生の講演は勉強になりました。
#特発性間質性肺炎と鑑別が難しいのは、膠原病と過敏性肺炎であると。
#UCTDとかAIF-ILDとかLung-Dominant CTD
#慢性過敏性肺炎の中でも潜在性進行型、潜在性発症型はIIPsとの鑑別が難しい。
#HRCTでのUIPパターンの非典型例が大切、それで否定できる?
DIP、RB-ILDは喫煙関連の間質性肺炎として多くなっている。
#IIPsの新しいclassification。7→6+2。2はRareIIPs。
#NSIPは膠原病に多いが、特発性NSIPは「膠原病もどき」に多い→特発性NSIP
#Cellular NSIPにはステロイド剤の単独使用で5年生存率100%。
#Fibrotic NSIPはステロイド免疫抑制剤の併用で5年生存率40-90%。