約9年前

以前のひとりごとを読んでいると面白い文章を見つけました。もちろんボクが書いたもので、約9年前のものです。今のBlogはせいぜい2年前からです。もう、ボク以外は以前のBlogや写真は見られません。その中の文章を2つ紹介します。

一つ目

WHOを中心にたばこに対する規制が強まりそうだ。時代の流れではあるが行き過ぎないように望みたい。非喫煙者を守ることは大切だと思う。そこに重点を置いて欲しい。「陪審員」と言う小説があった。題名が違うかも?アメリカのたばこ産業を相手に巧妙な手口で大金を手にする話だったと思う。「推定無罪」を書いた作者だ。受動喫煙の話がでてから、喫煙者はジーゼルエンジンのように思われ始めた。ボクも非喫煙者の方と同席する時は罪の意識を少し感じる。「そしたら、止めたらいいやん。」と思うでしょうね。無理ないです。その通りです。家族には悪いと思いながら、発癌物質を取り続けています。止めると仕事ができないからです。「そんなはずはない。」と言われそうですが、事実です。完全な中毒ですから・・・・・
陪審員」にもありましたが、たばこ産業は偉い学者を呼んで「身体的、精神的依存性はない。」ことを裁判で言っていましたが、確実にあります。身体的依存性が・・・・
禁酒法のような悪法になって、ボクが闇でたばこを高額で買うというようなことはしたくないです。たばこの税金が値段の三分の二になってもいいと思います。規制の進め方をよく考えて欲しいのです。マフィアや、やくざの資金源になるようなことはないようにして欲しい。ボクも余分なお金は国に払いたいですし・・・・喫煙者の泣き言でした。

二つ目

IT革命の行き着く先を考えてみる。家庭やオフィスでの情報交換はインターネットであろうが、もちろん今よりずっと速くなっているはずだ。テレビもインターネットにつながれ、リモコンだけで簡単に操作できるようになっているはずだ。または音声に反応するようになっているかも知れない。例えば「テレビ オン。洋画一覧。32番」と言うように好きな映画も見れるでしょう。また、テレビに向かって、短縮14番と言えば友人のAサンと顔を見ながら話せるでしょう。今までの所は屋内での大きなモニターでのこと。では外ではどのようになっているでしょう?外でははがきサイズぐらいの50グラムぐらいの薄くて丈夫なモニターが同じことをしてくれるでしょう。車にはもちろんついているはずです。我々の耳介の上の頭皮には体温で充電できる超小型のスピーカーが埋め込まれ、前頚部の甲状軟骨の上にはやはり体温で充電できる超小型のマイクロホンが埋め込まれるでしょう。ただ会話するだけなら、時計に組み込まれた電話機に暗証番号や名前を言うだけであとは両手をポケットに入れたまま話ができるのです。相手を見たいのなら先ほど言ったはがきサイズのモニターを使えばいいのです。たぶん20年後ぐらいにはこのようなことができるでしょう。でもボクは今の時代でいいです。坂本龍馬だって、松尾芭蕉だって、兼好法師だってそれぞれの時代が一番よかったのでしょう。得るものがあればなくすものもある。僕たちは便利さと引き替えに自然環境をなくしつつある。人間は強大な自然の弱点をついている。自然だって弱点をつかれればもろい。今なにが欲しいかではなく、なにを無くしてもいいのかを考えないといけないと思う。またなにを無くすべきかを考えないといけない。
医学もいかに病気を治すかだけでなく、いかに自然に帰るかも考えないといけないような気がする。僕たちは患者さんの死に方がこれでよかったのかいつも考えてしまう。必ず訪れる死に対して、僕たちは目をそらせて葬式がどうのこうのなどという。
今日は話が変な方向に行ってしまった。全部消そうかと思ったけれど、こんなこともたまにはいいでしょう。

どちらも今から考えるとおかしなことを言っているボクがいます。やはり振り返り反省し前に進まないといけないですね。一つ目の文章を書いた半年後にボクは禁煙しています。