川柳

B病院のナースの方のお父さんの出された川柳と随筆を集めた御本をいただき読みました。タイトルは「みんな夢の中」というタイトルです。
老いていくことのへの抵抗と青春時代のへの回帰が大きなテーマだと思います。本当に細やかな感性の持ち主でロマンティストだと思います。市販はされていない本なので、独り合点な評価です。
でも、太宰治伊藤整などが出てきて、ボクも自分の青春時代を思い出してしまいます。ボクはどちらの作家も有名なものはすべて読んだと思います。伊藤整の『若い詩人の肖像』は本当に今でも忘れられないところがたくさんあります。彼はチャタレー裁判で有名ですが、その前に日本の代表的な詩人の一人ですし、小説家の一人でもあります。
最近海外のサスペンス系の小説ばかり読んでいますが、昔、学生運動が激しくて大学はバリケードで封鎖されていた頃、明治・大正・昭和の日本の著明な作家の本は読み尽くしたと思っています。もちろん海外の名作もおおむね読んだのではないかと思っています。
ボクも「みんな夢の中」に刺激を受けて、自分の過去を振り返り、今を見つめ、将来の不安や希望も書いてみたいと思いました。どれほどの時間が残されているのかさっぱりわかりませんから、明日からでもこのBlogに書いてゆきたいと思っています。
ボクには川柳は作れませんが、何となく良さなどはわかるような気がします。ただボクにかけるのは過去の思い出ですね。これは今のうちに残しておきたい。
それでなくても物忘れは激しいのに・・・。自分のために書きたいと思っています。
「みんな夢の中」の大先輩のMさん、お会いしていませんがいい刺激をありがとうございます。