呼吸器の画像診断の勉強会

先日尼崎のホテルで上甲剛先生と藤田次郎先生の呼吸器感染症の講演がありました。
どちらの先生の講演も興味深く聞かせていただきました。元々阪神間の病院などの若い先生方の集まりのようです。
まず、上甲先生の講演は、二次小葉とその周辺の解剖から始まり、小葉中心性病変の説明、さらに市中肺炎の大葉性肺年と気管支肺炎の区別の話し、そして結核アスペルギルス症についての講演が続きました。
興味深かったのは小葉中心性病変の2型、一次結核と二次結核の画像の違いなどが面白かったですね。
藤田次郎先生は線毛が好きなバクテリア(百日咳、マイコプラズマ、クラミドフィラ・ニューモニアなど)とマクロファージを好むバクテリア(レジオネラ、クラミドフィラ・ニューモニアなど)の画像の違いは興味深かったですね。
他にもARDSのサイトカイン・ストームは血流の多いところほど濃い陰影をつくると言うような内容。まあ、当たり前か・・・。
それと、最も興味深かったのはクラミドフィラ・ニューモニアは非常にまれであるため非定型肺炎から外すべきだということです。
他にもいろいろ勉強しました。